鹿島アントラーズ原理主義

鹿島アントラーズ原理主義

ジュビロ 磐田 ユニフォーム柏はリーグ戦、5月以降勝ちなし、直近も3連敗中と、有り体に言えば低迷中。柏にはうまくビルドアップにプレッシャーをかけて蹴らせて回収という感じでチャンスも作らせませんでしたし、あとはウチのフィニッシュのところですよねということで、後半、満を持してのユンカーさん投入が待たれる感じで後半に折り返し。 スタメン的には前節から9人の入れ替えということで、ほぼメンツが変わったわけですけども、今節が終わると中3日でホーム福岡戦(これでもう後半戦突入ですよ。序盤、少し柏に流れを作られたものの、それ以降はしっかりウチがボール保持してペースを握り、アタッキングサードまでは侵入してあとはフィニッシュの精度という感じの試合展開。 ミシャ戦術の優先に終始したレッズは、またも昨季リーグ終盤で大失速。 ヴィッセル神戸は今季のJ1開幕から7試合で0勝4分3敗の16位、勝利を挙げられていませんでした。 ちょっと余談が長くなったので試合に話を戻します。 12試合無敗で本戦出場を決めると、オーバーエイジ枠を使い、森岡、三浦淳宏、楢崎正剛をメンバーに招集します。一方でウチは立ち上がりこそアタッキングサードでの細かいミスが少し目立ったものの、興梠さんが相手最終ラインの裏に再三仕掛ける動きを見せることで徐々に相手ディフェンスラインを押し込み、中盤を間延びさせることでできたスペースを使って起点を作ると、相手の前線プレスが消極的になったことで最終ラインも余裕を持ってボールを保持することができるようになり、徐々にペースを握ります。

降り立ち記念に、駅構内か駅前で「駅そば」を食べようと目論んだが、蕎麦屋がまったく見当たらず(讃岐うどんは選択外)、仕方ないのでおにぎり屋でおにぎりを2つ買い、コンビニで天然水を買った(おにぎりはその場で作る店のがいいが、ペット飲料はコンビニのが安い)。単純に半分にすると、前半戦で16得点ペースなんですけども、今シーズンの柏さん、今節開始時点でのリーグ戦得点数が「15」でして、そう考えれば単純にオルンガ選手が抜けた穴以外は昨シーズンと変わってはいないとも言えます。 グラウンド内外を問わず、自分にできることはやっていきたい」と話した。 ユンカーさんが来日後即座にチームにフィットし、ゴールという結果が出ているのはアタッキングサードまでボールを運ぶという部分に関してはリカさんが就任以降、かなり短期間でチームを作り上げてくれていたおかげで、そこに最後決めきるという仕事を高精度で果たしてしてくれるユンカーさんというピースが填まった結果です。彩艶さんがベンチにも入らず、どうしたんだろうなと思ったんですが、試合後に公式に発表された情報だと、クラブ側による手続き上の問題(参考)があっての欠場ということで、コンディション不良や怪我という話ではないようです。

43分にはこの大きな展開から山中さんのクロスに武藤さんがもうちょっとでフィニッシュ(ボレーシュートがミスキックになった形でしたが時間がなかったのでボールが落ちてくるまで待てなかった感じでしたね)というシーンなんかは4バック、かつ前線の守備的にCBのところにプレスに出てこられない柏の守備の問題点をうまく逆手にとることができていました。今日のスタメンは、最終ライン、左から山中さん、岩波さん、デンさん、ウガ。元日本代表の岩本輝雄を獲得して同時に主将に据えた。 ウチのビルドアップは、基本的に2CBの左側に伊藤(敦)さんが落ちる形の3枚回し。柏はビルドアップ時、ボランチのヒシャルジソン選手が2CBの真ん中に落ちる所謂ダウンスリーの形を作っていましたが、中央のヒシャルジソン選手に対して2CBがあまり幅を獲らないため、ウチの2トップ+1SHが比較的まっすぐプレスに出て行ける位置に立ってくれるのは、守備側としてはありがたいというか、なんのためにダウンスリーやってんのかあまり考えられてないんじゃないかなという印象。柏最終ラインでのボール保持に対して、ウチは相手のSBに対してSHがしっかり捕まえに出られる状況が作れていましたので、柏としてはSBにつけても中央のパスコースはなく、縦関係のSHもウチのSBに捕まえられているという状況から一か八か最前線の1トップ、もしくはトップ下に向かって蹴るっていう選択肢しかない状態。前線では武藤さんと興梠さんがうまく縦関係を作りつつ最終ラインから縦にパスを引き出し、そこからSHのインサイドワークと連動して相手最終ラインのブレイクを狙います。

左SHに汰木さん、右に関根さん、2トップに武藤さんと興梠さんを置いた 4-4-2 スタート。前半27分あたり、武藤さんから興梠さんへの斜めのフィードに対して興梠さんが相手CBの背後を獲ってシュート、と見せかけつつスプリントしてきた汰木さんにヒールで落として汰木さんシュートがゴール右隅に惜しくも外れたシーンなどは、興梠さんの裏への仕掛けが形になりだしたシーン(まぁぶっちゃけこれは枠に飛ばして欲しかったよ汰木さん)。 ターンオーバーっていうには贅沢なメンツですし、人を入れ替えても同じ戦いができることは重要な要素ですから、これでしっかり結果がでればレギュラー争いも後半戦に向けてさらに熾烈になりそうな予感。今年の試合は、攻撃シーンよりも守備のプレーを見ている方が楽しいと思えるくらいで、今年も我々サポの予想や期待の斜め上をいく結果を出し、大いに楽しませてくれたレディースの選手達に改めて感謝と賞賛の拍手を贈りたい。 また、今節は岩波さんが2CBの左に入ったため対角線上に効果的なロングフィードを蹴るシーンが減りましたけども、代わりにデンさんから左サイドの山中さんに対して対角線上の非常によいサイドチェンジ、かつ局面を打開する効果的なロングフィードが何度か出ていてよかった。大人は子どもにとって未来の指標的な存在。現場からの意見が積極的に取り入れられるクラブ組織にならないかぎり、状況はかわらないように感じます。

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